UFCライブラリー

ファイトパスを楽しみきるブログ。

DRICUS DU PLESSIS VS BRAD TAVARES UFC276

DRICUS DU PLESSIS VS BRAD TAVARES
29-28 3-0 PLESSIS

プレリム第一戦ミドル級マッチ。
南アフリカ初のK1チャンピオンという経歴を持つPLESSISが、12年のキャリアをもち、アデサニアとも5R戦ったことのあるTAVARESに対して、どういう結果を見せることができるかというマッチアップ。

ずいぶん前足が浮く変わったステップを踏むPLESSIS。前足にがっちり重心が乗る選手が多い中ではめずらしい構え。と思っていたら、フックを食らって一気に劣勢に。やはりベテランランカーのTAVARESは盤石な立ち会いですね。というかPLESSISが思い切りがよすぎるというか、荒いというか・・・。女子のようなベタ足前進パンチも最近の男子の試合ではあまりみませんが、やはり一発一発の重みがあるから成立するのでしょうか。
打撃も大降り、テンションも大降り、しかしUFCのランカー相手は無理でも観ている分にはおもしろい

・・・
と1Rまで書いていたのですが、そこからPLESSISが盛り返し、パカパカと打撃が当たり始め、3Rの両者引かない熱戦に変わりました。
当て感というのは、相手を見ていないときに的確に相手に打撃を当てる技術だと思いますが、荒くてタイミングが普通の人と違うPLESSISの打撃が、TAVARESの盤石の技術を飲み込みきった試合でした。
UFCを見ていると、高度に体系化された技術同志のぶつかり合いばかりを見ていますが、たまにこういう常識破りのキャラクターがランカーを倒したりするのがおもしろい。
明るいキャラクターだから、これからもPLESSISには要注目ですね!