UFCライブラリー

ファイトパスを楽しみきるブログ。

RONNIE ROWLENCE v SAIDOYOKUB KAKHARAMONOV UFNVegas58 ロニーローレンス VS サイードヤコブ カフラモノフ

バンタム級 5分3Rマッチ

27-30 カフラモノフ

コンテンダーシリーズ出身のロニー”The Heat”ローレンスが注目されたオープニングマッチ。

タックルとパンチを主体としてテイクダウン数が多いローレンスが、逆にカフラモノフにフィジカルで投げられ、ドミネイトされる展開。

一度組んでみて、組み伏せられる感触があったのか、身体を離さず実に3分半もの土ミネイトタイムになった1R。

タイミングでタックル入る選手は組負けるとここまでもろいのか。カフラモノフの研究対策がバッチリはまった戦いになりました。

2R思い切ったスタンドに行くローレンスに、カウンターをヒットさせるカフラモノフ。それを徐々に盛り返していたとことで、カフラモノフのタックルがヒット!そこからはドミネイトされた時間が続き、スクランブルも出来ない制圧された状態が続きます。

テイクダウンという武器を失ったローレンスが手札がない状態で、いいようにカフラモノフに調理されている状態。

フィニッシュを狙わなくてはならないローレンスは、しかしあっさり倒されて万事休す。何もすることが出来ない試合になってしまい3-0大差判定負け。

注目株がローレンスからカフラモノフに移動する、そんな試合になりました。

組み付いてフィジカルで圧倒して、後は土ミネイトして削り続ける。

やはりタイプの相性もありますが、戦略の勝ち負けもあるように思います。

3Rまでまったくできなかったローレンスは、ほとんど立ち上がることも出来ず終わってしまって、戦略がないのか、実行する余地もないのか。

対してカフラモノフは、フィジカルで勝てるという確信の元、それを前面に出した戦略を感じました。10回のテイクダウン成功10分のドミネイト。圧倒的勝利でした。

コーディーガーブランドの名前も出したカフラモノフ。

今後パンチの完成度が高まれば、一気に上位層も見えてくるような圧倒的な試合でした。